藤井風のファンであること

10月15日、16日スタジアムライブが開催された。私は運良く16日に当選して初めての遠征を経験したり現地でたくさんのフォロワーさんにお会いしたりととても幸せな時間を過ごさせてもらった。

3万5千人の中で観る藤井風は一年前より自信がみなぎり、幸せそうに歌う姿は本当にこの人を好きになって良かった、と心から思った。

 

それから数日…スタジアムの余韻が残る中で様々なことが起こった。

始まりは本人からの海外ファンへの呼びかけだったと思う。日本での「風民」はどうやら浸透してないのか認められてないのか不明ではあるけど、「Kazetarian」と言う言葉が本人から発せられてこれには海外ファンは勿論、日本のファンも大きく盛り上がった。

その辺りからだと思うのが、TLに英語が増えていいねやフォローしてくれる方にも海外の方が多くなってきた。個人的には藤井風の世界進出は喜ばしいことだし、死ぬのが…が海外に届いていることもすごく嬉しい。日本のファンと同様にみんなで風愛を叫んでいける日々もそう遠くはないんだな、とぼんやり思っていた。

だけどそこから色々なことがあって日本との文化の違いやSNSの表現の違い、更には人種差別問題にまで発展し、正直私含め多くの日本人が心を痛めてしまっている。

特に優しい人、真面目な人、スルー出来ない人はこの数日間でTwitterから去ってしまうのをたくさん見てきた。

私も必死に少しでも楽しいTLにしよう、とか風のどこが好きなんだろう、とか何度も向き合ってはいたけれど、違う形で拡散されていくTwitterに疲弊してしまって申し訳ないけど大量にフォローを外してしまった。(決して外した方が悪いとか嫌いとかではなくて、自分の本音を呟くのが怖くなってしまったから)

今でも藤井風が大好きだし毎日曲も聴く。

だけどファンの在り方みたいなのがわからなくなってしまって、本人は海外ファンみたいにストレートな表現や面白おかしく拡散されたいのかな?とか、はたまた私なんかが好きでいることは迷惑なんじゃないか?とか考えているうちにどうにもこうにも気軽に呟けなくなってしまったのです。

 

公式からフリーに、HEHN、LASA精神で、と言われてルールが変わり、必死で守ってきたこともフリーになり、正解がわからないままマナーさえもいつの間にかフリーになったのかと勘違いするほどに数日でTLが変わってしまった。

誰も傷つけたくない彼の精神はとても理解し尊敬してるけど、誰もが傷つけたくて注意喚起してきた訳では無いし、少なくとも多くの方が藤井風を守りたくて自由に彼が活動できるように、とそこには愛があるように思っていた。

現状、楽しければ何でもオッケーになってない?そこに愛はある?誰かを傷つけてない?

彼の曲はデビュー曲から新曲までずっと「自分を愛して、愛することを諦めないで」と歌ってくれている。それを信じて何とか立ち止まりながらもどう在るべきかを考えているけどとにかく冷静になること、落ち着いて自分で考えること、ある意味今はファンが試されてる時なんじゃないかと思ってる。

来月からのアリーナツアーに向けて、少しでもみんなの心が落ち着きますように……

ワクワクして楽しい気持ちでアリーナツアーを迎えられますように……

 

長文読んでくれてありがとうございます。